オンライン学習のモニターを通してわかったこと

はじめに

オンラインによるプログラミング学習のモニターを2019年7月に開始しました。小中学生の子供を持つ知人にモニターの依頼をし、小学生4年生から高校生1年生までの8人にお願いをしました。主な目的は、岡崎市の小中学生に展開する前に、オンラインプログラミング学習の操作性の検証と改善をするためです。7月から11月までの半年間実施しましたので、その周辺のお話をしたいと思います。

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教材

教材はスクールの教材をベースに、オンライン学習がしやすいように各ユニットをレッスン、エクササイズ、テストの3部構成に組み替えました。レッスンは、ユニットで学習する文法やプログラミングの考え方を説明します。エクササイズはレッスンを問題によって自習することを、テストは生徒が正しく理解しているかを確認することを目的としています。教材に関して、記述ミスやわかりにくい点などいくつか指摘を受け修正をしました。構成に関しては評判がよかったようです。

操作性

操作性には比較する同じようなシステムがありませんので感覚的な評価になりますが、小学4年生でも理解できるわかりやすいインターフェイスとの評価を得られました。教材の照会はgoogle slidesを使用しています。google classroomはPCでもスマートフォンでも使用できますが、このことに関するコメントはありませんでした。小中学生にとってはニーズがないかもしれません。

パフォーマンス

パフォーマンスに関してのベルジェール内の評価は問題なく快適なレスポンスを得られていましたので、心配はしていませんでした。

操作ガイド

ベルジェールネットのオンライン学習には次のような操作が必要となります
 ・Googleアカウントの取得方法
 ・Classroomのログイン方法
 ・クラスの参加手順
 ・Classroomの画面構成
 ・レッスンの開始
 ・スライドの操作方法
 ・質問の方法
 ・テストの回答方法
 ・添削結果の確認

操作ガイドはすべて用意しました。ただ操作ガイドを読んだだけでPCを使って運用できるかとか、そもそも操作ガイドを読んでくれるかという懸念がありました。予想外でしたが操作に関して質問を受けたことはありません。googleのアプリケーション、たとえば検索・メール・マップ・ニュースなど、私達は操作ガイドを見て操作をしていません。これと同じでgoogle classroomは操作性に関して十分配慮して設計をされているので、生徒たちもらくらくとマスターしたと考えられます。またしばらくして、操作ガイド以外にビジュアルで理解できるように操作ガイドの動画を作成しyoutubeに登録をしました。一層わかりやすくなったと思います。操作に関しては小学4年生でも親の支援なして操作をマスタできています。

質問

オンラインでレッスンなどの内容を質問する機能を実装しています。質問をする時には文章で表現する必要があります。最初は日本語入力に不慣れな生徒もおり、質問の内容を「わからない」と一言で済ませることもありました。ただ生徒も次第に質問をする表現も向上し、教師がはっきりと理解できるように配慮して質問をしてくれる生徒も出てきて嬉しく思いました。

質問の回答


生徒の質問に対する教師の回答は、おそらく理解してくれていると思います。回答の内容に関してわからないと返信されたケースはありません。質問の回答を踏まえさらに質問を重ねてくれることもあり、一つのユニットで数回続けて質問を続けることもありました。

テストの回答

各ユニットには理解を確認するためのテスト問題を用意して、解答であるプログラムを教師に送る機能を実装しています。ほとんどの生徒は正しく回答をしてくれましたが、問題によっては回答できない生徒がいました。理解が不足していたこともあるでしょうが、レッスンの内容からテスト問題への展開が悪いところもあったので、教材を無理のない展開に改善し、考え方のポイントの説明を加えるようにしました。

テストのアドバイス

テストの回答には、プログラムの添削をしてアドバイスをしてオンラインで回答をしています。模範解答は渡さないようにしています。なるべく自分で解答ができるようにヒントを与えながら進めています。

テストの採点

当初はテストの回答を採点していました。しばらくして採点することはやめることにしました。プログラミングには正解はありません。色々なアプローチがあり唯一の解答はありません。ミスを減点するという考え方もどうかと思い、採点することはやめました。生徒によっては採点を目標をして頑張る生徒もあるかもしれませんが、考え方が正しくできているかをポイントにして添削しアドバイスをしています。

今後の改善点

一番大きな問題は生徒のモチベーションを持続です。意欲的な生徒は毎日教材を学習したり、週末の土日で1コースを終了する生徒もいました。一方でスクールと違って毎週通学するという外的な要因で縛られることがないため、やる気次第でしばらく停滞する生徒もいました。ですから今後は学習のモチベーションを持続するための仕組みを組み込む必要があると考えています。

以上がオンライン学習をはじめたことでわかったことをいくつか書きました。まだ課題はありますが順次改善していこうと考えています。

 

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